ポールスミスからインスピレーションを受けてきた
facebookで友人が面白そうなイベントをシェアしていたので、行ってきましたー。
ファッションにそこまで興味がある訳ではないけど、優れたアーティスト・デザイナーとしての思考を知りたいと思い、参加してきました。
人でごった返しの会場
めちゃくちゃ人がいました。facebookでの参加予定者は事前で700名弱ほどになっており、どれだけの人がくるのだろう(ゴクリ・・・)といった感じです。
開演開始前の17時に講堂に着いた時でこれです。
ヤバい、人多いよ。
人の多さに呆れつつ待機をしていると、ポールスミス氏が登場。
たまたま近くを通りかかったので、その瞬間を狙い激写!
予定よりも30分ほど開演が早まりしたが、講堂に人が入りきらず、
なんと講演を二度行うという事態になりました。
余りに人が駆けつけ、講堂に入りきれなかった様子を見たポールスミス氏が、
「これだけ待っている人がいるなら、少し早めに始めて、講演を二度行うよ」
と主催者側へ提案したそうです。
この提案を受け入れて、まさかの二度の講演となったわけです。
単なるイケメンかよ・・・。
バランス・観ることが重要
ポールスミス氏の話を聞いていて、繰り返し強調していたなと感じる部分が以下の2点でした。
- バランスをとること
- 観ること
バランスをとることとは、
夢を追いかけつつも、生活しているだけの収入を得ること
と言っています。
彼は若かりし頃、一週間の内の金曜日と土曜日のみ自分のショップを開き、残りの日曜日から木曜日は掛け持ちで生活の為の掛け持ちで仕事をしていたといいます。
小さなショップであった為、そのお店の売上だけで生活をしてくことは厳しく、他の仕事もしていた。その時にしていた仕事の経験も、現在では非常に価値のある経験であったとも語っています。
このように、ただ単に夢を持ちそれを追いかけるだけでなく、現在の生活も成り立たせ、組み立てていくことの重要性を繰り返し語っていました。
また観ることに関しては、
物事のインスピレーションを得る源泉が観ることである、
ということを語っています。
彼のオフィスには自転車や本などあらゆるもので溢れています。
これも色々なものからインスピレーションを得て、クリエイティビティーを発揮する為であるという風に述べています。このインスピレーションを得るには、建築や民芸品といったジャンルに限らず、ありとあらゆるものから得られるといい、具体的に講演中にも、講堂に飾っている花の色合いからインスピレーションを得て服のデザインを考えることも可能だし、講堂のにある模様からも同様に生み出すことが出来ると参加者へ訴えていました。
雑感
講演の最初に、「この講演はレクチャーではなく、私個人のストーリーとして聞いてほしい。そしてこれはファッションの話しではなく、人生の話として聞いてほしい」という一節を語っていました。
終止、彼自身の成功体験を振りかざした話し振りではなく、
「こうしたほうがいいと私は思いますよ」といった前向きな提案をしてくれいるように
個人的には感じ、とても素直に言葉を受け取ることが出来ました。
話の合間合間に、ジョークやお茶目なリアクション、日本語などを織り交ぜてオーディエンスを常に楽しませる話振りはとても面白かったです。
講演前後でも学生と写真を一緒に撮ることも厭わず、聞きに来てくれた人全てを大切にするポールスミス氏の姿勢を見て、一目でファンになりました。
今まで見たことはありませんでしたが、今度ポールスミスのショップを見てみようかなー。